TOHOKY UNIVERSITY

TOHOKY UNIVERSITY Intercultural Co-learning Class 国際共修クラス

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国際共修学生サポートチーム始動!




写真:ヴェネツィアのビーチ

国内学生と留学生が共に学ぶ人気授業の国際共修ゼミ。しかし新型コロナウイルスの影響で従来の国際共修ゼミのスタイルから大きく変わりました。その変化に伴って生まれた新たな課題を解決し、より良い国際共修の環境を築きあげるため「国際共修学生サポートチーム」が始動しました!

目次

  1. なぜ学生が国際共修をサポートするのか
  2. どのようなメンバーが集まっているか
  3. サポートチームは何をするのか
  4. まとめ

1.なぜ学生が国際共修をサポートするのか

「学生」が国際共修をサポートする意義

 従来の対面形式の授業と異なり、オンライン上では科目担当教員の目が行き届かないところが多くあります。各グループの内情が見えにくいと、オンライン上でトラブルが起こったときに先生と従来のTAだけでは解決が難しい場合が考えられるでしょう。

 この問題を解決するために発足したのが、私たち「国際共修学生サポートチーム」です。これまで国際共修ゼミを経験したことがある学生やTAとして活動したことがある学生が集まり、学生の立場から履修学生の目線に添ったサポートをしていきます。

 グループ内でトラブルがあったときに、先生よりも身近な同じ学生であるサポーターに相談することができれば、問題がすぐに共有されより良い解決策が生まれることがあると思います。参加学生が何でも相談できるような頼りになる学生サポーターを目指していきます。

 私たちサポートチームは国際共修ゼミでのこれまでの経験(成功だけでなく苦労した経験も含めて)を活かして、学生同士がうまくコミュニケーションを取り合いながら、お互いに成長できる環境を築く役割を果たしていきます。

2.どのようなメンバーが集まっているか

 国際共修学生サポートチームのメンバーは、これまで国際共修ゼミを履修したことがあるだけではなく、様々な国際交流活動に従事してきた人たちから成り立っています。

  • 国際共修ゼミのTA(ティーチングアシスタント)経験者
  • 短期留学プログラム経験者(SAPFLなど)
  • 長期交換留学経験者
  • 学内の国際交流団体に所属して留学生と活動したことのある人         などなどです。

例として私は、昨年度の課題解決型の国際共修ゼミに参加し、大学の国際化を進めるプロジェクトを留学生と企画しました。英語でのディスカッションやイベント作りはとてもやりがいがあり充実した学びができました。この経験のおかげで、今年度前期の国際共修ゼミのTAをさせていただき、どのようなサポートが国際共修ゼミに必要かを学ぶことができました。

また、メンバーの中には交換留学が延期・中止になってしまった学生も多くいます。海外に行くことのできない今だからこそ、自分たちのこれまでの国際交流経験を是非サポートに役立てて欲しいと思います。

3.サポートチームは何をするのか?

グループワークでのファシリテーション

 国際共修ゼミでは授業内・授業時間外にグループワークをたくさん行います。私たちサポートチームはグループ内での対話やディスカッションがうまく進むようにファシリテートします。特に、オンライン上での最初のミーティングは慣れないうちはどうしてもぎこちなくなってしまうので、サポートチームメンバーが参加してアイスブレークの役割を担うこともあります。

学生グループと科目担当教員の仲介

 従来の対面形式であれば先生が把握しやすかったグループワークの進捗具合も、オンライン上だと難しくなってしまいます。学生サポートチームは先生の代わりにグループワークをモニタリングしてトラブル等が起こったときに先生にうまく繋げてすぐに解決できるようにするのが役割の一つです。

TAとは少し違う!

 サポートチームは基本的に国際共修と関係する作業を行います。基本的にグループワークをサポートする仕事がメインなので、学生に対して過度に学習指導したりテストやレポート作成にアドバイスを与えたり採点したりしません。あくまで国際共修する学生がきちんと活動できるチャンスを作ることがいちばんの目的です。

まとめ

 グループワークにおいて最も大切なことは、メンバー全員がプロジェクトや課題に平等に貢献することだと思います。これは対面であってもオンラインでも学生が意識して欲しいことですが、参加学生の立場では難しい問題であるのも事実です。その難しさをよく理解している私たちだからこそ、どのようなサポートが求められているかをよく考えて実行に移していけたらいいなと思います。