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末松千秋 【国際共修】日本の企業文化と雇用慣行(英語)

コース情報

1.開講科目名 国際教養特定課題
2.講義題目 【国際共修】日本の企業文化と雇用慣行(英語)
3.単位数
4.対象学年 学部生
5.担当教員 末松千秋
6.学期・曜日・講時 秋学期・月曜日・2限(10:30-12:00)
7.教授言語 英語
8.授業概要、ねらい 本科目は日本の雇用慣行変化について学習します。授業では、日本的経営、バブル経済、失われた20年を見ていきます。どのように日本的経営はなされたか、何故日本製造業は最強とみなされたか、何がバブル経済をもたらしたか、これらに回答しながら日本文化を学ぶため、雇用慣行の役割を把握します。二つの学習目標は、日本的雇用慣行に浮いての知識を深めること、そして過去20年間の雇用慣行変化について原因を理解すること、です。
9.授業計画 本科目はハイブリッドです。仙台滞在の学生皆さんは対面授業に参加して下さい。「クラスルーム」に指示事項、教科書、参考文献、課題を掲示します。オンライン授業は「Meet]を使って行います。必ずカメラをオンにして顔を表示して下さい。
授業は、講義、討議、プレゼンテーションで構成されます。講師は、雇用慣行について基本事項の講義を行い、重要事項について履修者と討議します。その討議に参加しやすくなるよう、授業前に読むべき教科書、文献の範囲を指定します。履修者はそれらを授業前に読んで、討議に参加する準備をして下さい。筆記課題もそれら教科書、文献に基づいています。最終授業前の2-3回は履修者のプレゼンテーションに当てられます。ケーススタディについて、一つをグループで発表してもらいます。発表時間は20-30分で履修者数によって調整します。
授業の予定は以下の通りです。
1. 概略紹介 科目概略説明、自己紹介、第2次世界大戦後の日本経済発展概略
2. 日本的経営 終身雇用、年功序列、企業内労働組合が日本的経営の3本柱とされた、それらの長所、短所は。
3. 日本的雇用慣行 1970年代の典型的雇用慣行を説明、何故企業は、社宅、寮、保養所を所有したか
4. 日本株式会社 雇用慣行以外、系列、下請け、財閥が日本的経営に寄与、しかし米国から批難を受けた
5. 最強の製造業 日本的雇用慣行の基、日本製は最高品質とみなされるようになった、雇用慣行はどのように寄与したか
6. 何がバブルをもたらしたか。 経済発展を成し遂げた後、日本人従業員は何を感じたか
7. 過剰設備と余剰人員 1991年以降バブル崩壊へ、リストラ、リエンジニアリングがキィーワード、何が行われたのか
8. 雇用慣行の変革 終身雇用、年功序列を断念し、成果主義導入へ、従業員はどう感じたか
9. 日本病 深刻な不況が蔓延、天文学的政府債務、デフレ、社会保障制度崩壊、低出生率、高齢化社会などどう対処するか
10. ケーススタディ1 日本経済を牽引した自動車産業、電機業界のケーススタディを学習
11. ケーススタディ2 ケーススタディ他、プレゼンテーションについて指導
12. グループプレゼンテーション1 履修者のプレゼンテーション
13. グループプレゼンテーション2 履修者のプレゼンテーション
14. 履修者グループプレゼンテーション3
15. まとめ プレゼンテーションの講評と最終まとめ
10.成績評価・課題 AA…… Excellent (90-100%)
A……… Good (80-89%)
B……… Fair (70-79%)
C……… Passing (60-69%)
D……… Fail (0-59%)

プレゼンテーション発表は成績の50%を占め、筆記の課題が30%、クラス討議参加(発言)が20%の配分です。ケーススタディでの発言はより重要とみなし、クラス討議全体の半分とします。低い出席率、3回以上クラス欠席の場合は、討議参加点数が与えられません。また期限遅れ課題は採点しないかもしれません。
11.教科書 Changes in Japanese Employment Practices: Beyond the Japanese Model, Arjan Keizer, Routledge, 2010, 978-0-415-44758-4
12.授業時間外学修 授業での討議に参加するため、「クラスルーム」に掲示され、事前に範囲していされる教科書、文献を授業前に読むことが必要です。4つから5つの筆記課題も、授業時間外に取り組んでもらい、それら教科書、文献に基づいています。またプレゼンテーションはグループで行ってもらい、その準備時間も授業時間外に行ってもらいます。
13.履修上の注意 オンライン授業は「Meet]を使って行います。必ずカメラをオンにして顔を表示して下さい。
ケーススタディでの発言はより重要とみなし、クラス討議全体の半分とします。低い出席率、3回以上クラス欠席の場合は、討議参加点数が与えられません。また期限遅れ課題は採点しないかもしれません。
14.シラバス掲載URL 日本の企業文化と雇用慣行(英語)
1.ICL履修生定員 5
16.語学要件 履修者は高い英語能力が必要です。講師は授業時間中は全て英語で話します。筆記課題も英語です。授業での討議も全て英語です。
17.国際共修活動の頻度 100%
18.その他(ICL履修学生固有の留意事項)
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