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サポーター活動紹介

国際共修コミュニティへようこそ!ー学生によるウェブサイト作成後記ー

はじめに

ICL-Channelsは、あらゆる垣根を超えた学びあいを創出する、2021年度から始まった国際共修の新たな展開です。このユニークな知的交流に関心のある全ての学生に向けた「国際共修コミュニティへようこそ!」のページは、国際共修サポーターの学生2人が執筆を担当しました。現場を経験して得た「リアル」を反映させ、学びを最大化するための心構えや実践などを網羅的に示す初の試みです。執筆に込めた思いやウェブサイト活用法を余すところなくご紹介します。

作成後記

ウェブサイトに込めた思いとは?

私たちが執筆を担当した「国際共修へようこそ!」のページは、幅広いレベルの学習者に親しんでもらうことを第一に目指しました。あらゆる学習者を歓迎する国際共修の理念が体現されています。構成は「国際共修ナビ」と「よくあるお悩み」の二本立てです。

「国際共修ナビ」には、その名の通り学習者を深い学びに導く工夫が豊富に示されています。実用性と具体性を重視し、様々な授業形態・学習内容に対応するとともに、明日から実践できるワンポイントアドバイスも散りばめました。国際共修に関する知識や経験のない人でも理解しやすく、何より授業の風景が思い描けるような臨場感のある表現を意識しています。履修計画段階でのアドバイスから始めているので、授業選択にお悩みの方や授業開始までの準備期間で自己研鑽に励みたい方は、今すぐチェックしてみてください。

「よくあるお悩み」は、私たちが国際共修を取り入れた授業の履修生として体験した葛藤や困難に加え、サポーターという第三の眼で発見し介入してきた課題を網羅的に反映しています。学習者自身が自分の個性や状況に適した方策を見つけられるよう、解決に向けた複数のアイデアをできるだけ丁寧に提案しました。履修経験者は、「この悩み、自分だけのものじゃなかったんだ!」と感じる項目も多くあると思います。悩みを克服するだけでなく、国際共修コミュニティでともに挑戦する仲間の存在を感じ、自信とモチベーションを高められる一助になれば幸いです。

また、ウェブサイト全体のデザインにも学生の目から関与しています。繰り返し参照したいと感じられるフレンドリーな配置・色づかいにこだわりました。このウェブサイトが継続的な学びのお供として皆さんに寄り添い、挑戦する背中を押すような存在になることを願っています。

おすすめのウェブサイトの活用法は?

私たちオススメのウェブサイト活用法は、「こまめに繰り返し戻ってきて情報をゲットし、実践に活かしていくこと」です。前述したように、このウェブサイトは国際共修に関わる様々な状況を想定して作成されています。さらに、各状況において、皆さんが国際共修の「初心者の場合」「上級者である場合」「日本語で話す場合」「英語で話す場合」という観点でも場合分けしたアドバイスを示しました。つまり、このウェブサイトにはあらゆる学習状況に合わせたサポートが詰まっています。

「こまめに確認する」タイミングの例として、ウェブサイトの情報チェックをルーティンにできるような案をいくつかご紹介します。


履修登録前に授業をのぞいてみたいときに
国際共修授業が多すぎて違いが分からなかったり、レベルや授業スタイルが自分に合っているか分からないときは、「各大学の履修方法」から、授業紹介やシラバスを見てみましょう。ここで第一回目の授業の情報や履修登録方法を知ることもできます。各シラバスには担当の先生方のメールアドレスなど連絡先が掲載されているので、質問がある場合は積極的に聞いてみましょう。

週1or 月1の授業の振り返りに/ 自分の目標の立て方が分からないときに
実際の履修が始まったら、週1回・月1回自分の振り返りの時間を持つことが効果的な学習法です。「国際共修ナビ」のページでは、履修中に気を付けておきたいポイントや知っておくと作業がスムーズになるツール紹介など、具体的なポイントを詰め込みました。自分がその情報を知っているか、そしてそれらを活用できているかをチェックしてみましょう。時間は5分でも構いません。自己到達度や反省点、今後伸ばすことができる点を確認して次の授業に臨むようにしてみましょう。

グループワークで「困った!」「これってどうすればいいの?」が生まれたときに

どんな小さな違和感も、深く突き詰めることで根本的な課題の発見に繋がります。「国際」共修である以上、葛藤や困難は誰しも一度は経験するものです。違和感、不安や疑問を感じたときには、素通りせずにぜひ一度「よくあるお悩み」を見てみてください。今の状況から一歩踏み出せるヒントが見つかるはずです。

自分をもっと成長させたいときに
自分の語学力やコミュニケーション力を向上させたい!と感じたときが、成長できる瞬間です。そんな方はぜひ「国際共修ナビ・上級編」を見てみましょう。ここにはかなりチャレンジングなポイントを載せましたが、国際共修はあらゆる挑戦が歓迎される安全な学び場です。このポイントを参考に次の授業への目標を立て、実践してみましょう。

授業外のイベントに参加してみたいときに
授業外にも、1年を通して大学や国際交流系学生団体が主催するイベントやセミナーが多く開催されています。「イベント」では最新のテーマ、時間や開催形式も多種多様なイベントをチェックできます。1時間から参加できるもあるので、自分の興味に合わせて活用してみてください。(なかには申し込み締め切り日時や定員があることもあります。申し込み方法などの情報も載っているので、併せてチェックしましょう)

自分も情報発信側に回ってみたいと思ったときに
「自分が学んだことを発信したい」と思ったときには、ぜひこのウェブサイトを周りの仲間にシェアしてください。皆さんが知りたいと思っていた内容を、クラスメートや後輩が必要としているかもしれません。このウェブサイトは日英二か国語での表示ができるようにデザインされています。国内外の仲間にポイントやアドバイスを伝えて、国際共修の伝道師になりましょう。


おわりに

今から実践したいと思える活用法はありましたか?このウェブサイトは、学習者が授業内外の国際共修で困難や葛藤に直面したときにいつでも戻って来られる場所にすることを第一に考えて作成しました。国際共修というチャレンジングな環境に挑戦した先には、様々なサポートや成長の場が用意されています。つまずくことがあっても、立ち止まることなく新しい挑戦を続けていくことができるよう、そしてこのウェブサイトがその一歩の後押しになれることを祈っています。

執筆者紹介

庄子美彩(しょうじ みさい)

東北大学経済学部経済学科、2021年9月修了
卒業後は株式会社国際協力銀行に就職予定

専門&興味
福祉経済学、持続可能な社会発展
留学&国際経験
・アメリカ・ニューヨーク州立大学に短期留学(学部1年次)
・スウェーデン・ウプサラ大学に派遣交換留学(学部3年次)
・タイ・タマサート大学にオンライン留学(学部4年次)
関連活動
・学内でフランス語映画制作プロジェクト「Qui suis-je?」を立ち上げ短編映画制作&フランス・グルノーブル大学での成果発表
・第4回⽇独6⼤学アライアンス(HeKKSaGOn)学⽣ワークショップ参加

 
 
 


湊洵菜(みなと じゅんな)

東北大学文学部人文社会学科英語学専修、2022年3月卒業見込み
卒業後は東北大学大学院教育学研究科グローバル共生教育論コースへ進学

専門&興味
高等教育の国際化、国際教育の社会的責任

留学
・アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校への交換留学が新型コロナウイルス感染拡大により中止(学部3年次)

関連活動
・科研 基盤研究(B)「アジアの高等教育を牽引する『内なる国際化モデル』の開発」アシスタント
・外務省 対日理解促進交流プログラム(JENESYS) ワークショップアシスタント
・国際教育夏季研究大会(SIIEJ) 実行委員
・トヨタ財団 特定課題「外国人材の受け入れと日本社会」インターン

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