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サポーター活動紹介

国際共修シンポジウム

シンポジウム概要

2023年3月2日(木)に開催された2022年度「大学の国際化促進フォーラム」選定プロジェクトシンポジウムに、東北大学から3名、信州大学から1名の国際共修サポーターが参加しました。

このシンポジウムでは、国際共修(Intercultural Collaborative Learning)の教育実践を共有するコンソーシアム加盟大学(東北大学、福島大学、東京外国語大学、信州大学、大阪大学、神戸大学)から参加した学生が、国際共修を取り入れた授業での学びや身につけた力を発表してくれました。

私たち国際共修サポーターは、その履修学生たちとの対話をおこなう「学生セッション」を担当しました。

 

学生セッション

学生セッションの目的は、国際共修サポーターがファシリテーションを行うことで学びを可視化することでした。そこで投げかける質問と可視化のための工夫2点について準備を行いました。

投げかける質問に関しては、過去、現在、未来と時間軸に沿って進めることで登壇者や視聴者にわかりやすくなるように配慮しました。実際に行った質問内容は以下のとおりです。

 

  1. ICL の授業を履修して、多様な学生同士で学ぶことにおいて大変だったことや苦労したことはありましたか? あれば、どんなことでしたか?それを乗り越えるために工夫したことはありますか?
  2. ICL の授業を履修し終えて、具体的にどのようなチカラが身に付きましたか?
  3. 授業を履修しようと思った時に期待していたチカラが実際に身につきましたか?あるいは、当初は考えてなかったような思いがけない学びや成長がありましたか?
  4. 今回の ICL での学習で得たものを、今後の大学での学びや卒業後のキャリアの計画に、どのように活かしていきたいですか?

一方、可視化するための工夫においては、ライブ感の創出と登壇者の話をまとめるためにグラフィックレコーディングという手法を用いました。国際共修サポーターとしてはあまりやったことのない取り組みであり、使用するツールから当日の動き方まで綿密に話し合いを重ねて準備しました。

 

本番の感想

髙橋:

当日はファシリテーションを担当しました。心掛けていたことは、登壇者の言葉を大事にして新しい発見につながるようにまとめることでした。登壇者の方は、国際共修授業を通して予想を超えた学びや成長を体験したと思います。その過程で見つけた自分だけの言葉をシンポジウムに参加してくださった方々に届けられるように努めました。また、国際共修授業は先生と受講生全員でつくるものであるので双方の学びになるように体験や発見をまとめました。

米山:

当日はグラフィックレコーディングを担当しました。質問ごとに、登壇者の皆様の発表の中でキーワードとなる言葉をきちんと拾い、その上で要約となる一言を付け加えるという形をとりました。皆様の多様な学びを可視化することを通して自分自身も皆様の学びを一部吸収できたように思います。また、国際共修は様々な背景の人々が多様な学びを繰り広げる場所ですが、それらをグラフィックレコーディングのような形で統括することで皆様の学びのサポートをするということも国際共修サポーターとしての役目の一つであるとも思いました。

 

まとめ

シンポジウムの最後に、国際共修サポーターの役割について話し合いました。自分自身が思うサポーターの役割は、履修生と担当教員との橋渡しだと考えています。履修生の細かな不安や悩みに寄り添い、授業設計の中で解決できるように担当教員と話し合う存在です。履修生の目線と授業をつくる教員目線の両方を求められ、困難なときもありますが、だからこそやりがいはあると感じます。履修生と一緒に伴走することで、履修生もサポーター自身もともに学びになります。このような、「学びあい」が国際共修授業の魅力の一つでもあるので、その一員として務めることができたのは大変光栄でした。今後とも、我々の活動を応援してもらえると幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

文責:経済学部3年 髙橋真二郎、教育学部3年 米山啓太郎

 

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