2023 年8月25-26日実施『国際共修白馬セミナー』 実施報告
【実施報告】ICLプロジェクト合同セミナー
「国際共修ネットワークによる大学教育の内なる国際化の加速と世界展開」(以下「ICLプロジェクト」)は、2023年8月25日・26日に学生、教員、職員を対象とした国際共修合同セミナーを実施しました。
【概要】
- 日時: 2023年8月25日~26日
- 会場: 長野県北安曇郡白馬村 白馬ノルウェービレッジ・白馬山のホテル
- 参加者数: 約40名
- 構成:
- サステナブルプロジェクトについての基調講演
- 学生、教員、職員それぞれのグループでのセミナー
- 学生、教員、職員によるグループワーク
- 学生によるプレゼンテーション
【実施内容】
ICLプロジェクトに参加する6大学から学生及び教職員約40人が参加し、長野県白馬村において2日間にわたり国際共修合同セミナー(以下「セミナー」という。)を実施しました。
セミナー1日目は、まず、白馬村観光局事務局担当者による、サーキュラーエコノミーの考えを取り入れた白馬村における自然保護・環境保全を目的としたサステナブルプロジェクトの概要やその具体的な取り組みについての基調講演が行われました。
次に、学生、教員、職員がそれぞれのグループに分かれ、テーマに沿ってセミナーが行われました。
学生のセッションでは、多様な文化・言語背景を持つ学生が4グループに分かれ国際共修サポーター(国際共修を取り入れた授業で学生の学び支援をおこなうサポーター学生)のファシリテートのもと、白馬村が抱える環境問題に関連した課題や、冒頭の基調講演で話し合われたサーキュラーエコノミーの考えに基づき「白馬の地球温暖化対策への新たな提言」という課題のもと現在の問題と既存の対策を踏まえて具体的なアクションを議論しプレゼンテーションにまとめるグループワークが行われました。
教員セッションにおいては、ICL連携大学での国際共修における教育指導に関する情報共有と意見交換を目的として、ハイブリッド形式により国際共修実践報告と、国際共修における教育倫理をテーマとしたグループアクティビティが行われました。参加者は授業実践の中で生じる疑問や課題の共通性を確認しあい、またテーマについて具体的な意見交換を行うことにより、国際共修の現場で有用となる知見を得ることができました。
また、職員セッションにおいては、ハイブリッド形式により、日々の業務経験に基づくICL事業の運営や学生交流事業等における課題やグッドプラクティスについて情報共有や議論が行われ、参加者間で忌憚のない意見交換を行うことにより、各大学固有の事情や取組を理解・確認することができ、ICLコンソーシアム間の連携の推進並びに関連業務の効率化に資するものとなりました。