国際共修サポーター 公式Twitter始めました!生きた情報、伝えます
この度、国際共修サポーターの公式Twitter (@tohoku_icl_sprt) が始動しました。この記事では、立ち上げ後1ヶ月間「中の人」として主な投稿を担当した湊が、実際の活動内容やアカウント開設に至る問題意識、展望などをお伝えします。
Twitter開設の目的
- 現在すでに国際共修科目を履修している学生だけでなく、将来的に国際共修への関心をもち、授業に参加しうる「潜在的な」履修生に対する窓口として機能する
- ウェブサイトの更新や各種イベント情報をこまめに周知する
活動内容
- 学生からの質問受付・回答
- 授業の広報
- ウェブサイト更新のお知らせ
- 他大学開催も含めたICL-Channelsの各種イベントの宣伝や報告
- GLCやGCSなど関連する組織が出す投稿のリツイート
Twitter開設に至る問題意識
国際共修サポーターがチームとして存在していることが浸透していない
国際共修サポーターは各授業に1名から数名ずつ配置されますが、その裏にはメンバー間の緊密なネットワークがあります。国際共修があらゆる学生にとってより良い学びの機会になるよう、各クラスが直面する課題やその改善案、成功体験やグッドプラクティスを常に共有しているのです。国際共修サポーターがこのようにチームとして授業に関わっていることが、多くの学生に伝わっているだろうかという問いと、その強みが最大限発揮されるような仕組みづくりに対する重要性の認識が、この提案を産むもととなりました。国際共修サポーターの使命は、言語や文化背景、国際交流への準備状況の異なる学生1人1人に寄り添い、意味ある交流と個人の挑戦・成長を促進することです。この志を共有する者たちの組織的な努力によって活動が推進されているという事実は、潜在的な履修生を含むあらゆる学生に信頼感を与えると期待されます。さらに、このサポート体制を周知するだけでなく、その強みを活かす積極的なアクションが求められるでしょう。
そこで、窓口としての双方向コミュニケーションの必要性が挙げられました。履修登録期間には「どれくらいの英語力があれば国際共修科目を履修できますか?」等の質問を個別に受ける授業担当教員もいらっしゃるようです。国際共修サポーターがSNSを用いてその窓口となれば、質問受付・回答のシステムを一元化できるだけでなく、サポーター自らが国際共修授業を履修した経験や、同じ学生という目線からより適したアドバイスが可能になると考えられます。
国際共修科目に関する実際的な情報が提供されていない
これは、上述の内容から見え隠れするもう一つの課題です。実際の履修生から「こんな授業があるならもっと早く知りたかった」との声も時に聞かれるよう、学習機会の周知が行き届いていないことに加え、周知の内容はシラバスに記載される情報にとどまっていることが問題と考えられます。今年度の活動ではサポーターが現場の様子をお届けするために執筆するウェブ記事の充実を目指しているため、その更新をSNSでお知らせするなど両者を連動させることで、より多くの人に生きた情報を届けられると期待しています。
展望
ニーズに合わせた情報提供を行っていくため、双方向コミュニケーションの機能を強化させたいと考えています。また、ICLプロジェクトの発展と足並みを揃え、東北大生のみならず連携大学の学生を対象とした広報も実施していく予定です。対象者の拡大という点では、留学生に対する発信の充実も検討しています。単に投稿の複数言語対応を進めるだけでなく、彼らの求めや関心を丁寧にすくい上げ、言葉通り彼らに向けた情報を公開していきたいと考えています。今年度からは国際共修サポーターに留学生も加わったため、それぞれの強みを活かした活動を展開することで、より多様な学生にリーチすることができるでしょう。そして、こうした広報活動がどの程度学生の具体的な行動に結びついているのか、効果の検証を行い、改善を図っていく必要性を強く感じています。
おわりに
まだ駆け出しの段階ですが、私たちなりの視点から繰り出す情報発信に対して、国際共修に携わる先生方からは早速ご好評の声をいただいています。東北大学が国際共修を推進してきた歴史の1ページに、学生サポーターによる広報活動を確かなインパクトとともに刻めるよう尽力します。
文責:湊 洵菜